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きちんと向き合いたい このままでいいのか迷っている もっとラクに考えたい 一人で抱えるのは限界 何かを変えたいと思っている 家族の中で孤立している 後悔したくない 情報が足りなくて不安 本人の気持ちを優先したい 決めなきゃいけないけど決められない 疲れていることに気づかれたくない 相手を大切にしたいけど自分も大事にしたい 自分の気持ちに向き合いたい 話しづらい空気を感じている 認知症対応に限界を感じている 誰かに背中を押してほしい 誰にも相談できないまま抱えている
「本当にこの治療でいいのかな…でも、先生に聞き返すのはちょっと気が引ける」
これは、私が回復期病棟で何度も耳にしてきたキーパーソンの声です。治療方針の説明を受けたけれど、専門用語が多くてよく分からない。疑問があっても、「忙しそうだから」「こんなこと聞いたら失礼かな」と遠慮してしまうーーそんな葛藤を抱える方は少なくありません。
この記事では、そうした“聞きづらい空気”をどう乗り越えるかを、現場での経験と科学的根拠をもとに5つの視点からお伝えします。医師にモヤモヤを感じたとき、家族として納得のいく選択ができるよう、あなたの背中をそっと押す内容になっています。
話しづらさの正体を知る
なぜ医師と話しづらいのか
上下関係を前提にしていませんか?
「医師=専門家、家族=素人」という意識が、質問をためらわせていることがあります。実際、患者や家族が医師に質問しづらいと感じている割合は6割以上(厚生労働省調査)とされ、心理的な壁は想像以上に高いのです。
緊張や遠慮が会話を曇らせる
「余計なことを言って怒られたらどうしよう」「忙しいのに邪魔してしまったら」——そんな感情が、“沈黙”を選ばせてしまう背景には、自己防衛の心理も影響しています。
伝え方にコツがある
質問は準備が9割
メモを活用する
事前に疑問点を書き出しておくことで、混乱せずに質問できます。特に「〇〇と××の違いが知りたい」など、具体的に書くことで医師も答えやすくなります。
質問する“タイミング”を見極める
診察の直後や、病棟で忙しそうなときよりも、病状説明の場や家族面談時など、時間が確保されている場面を狙うと、丁寧に答えてもらえる可能性が高まります。
チーム医療を味方につける
相談先は医師だけじゃない
看護師・リハビリスタッフも頼れる存在
「先生に聞きにくいな」と感じたら、まずは看護師やリハビリ職に相談してみましょう。医師とチームで連携しているため、間接的に質問が届くこともあります。
多職種の視点が治療の幅を広げる
栄養士、ソーシャルワーカー、薬剤師など、さまざまな専門職が在籍しているのが病院の強み。治療に関する情報は1人の医師からだけでなく、複数の視点から補完することで、より納得のいく選択が可能になります。
納得できる選択を支える環境づくり
聞くことは“権利”であり“責任”
不安を解消することが最善の治療につながる
聞きたいことを聞けなかったことで、後悔を抱える家族は少なくありません。「聞いておけばよかった」という後悔をしないためにも、勇気を持って一歩踏み出すことが大切です。
医療者との信頼関係を築く第一歩
「遠慮せずに聞いてくれてよかったです」——これは、実際にご家族から質問を受けた際、医師が語った言葉です。質問は医師の“信頼度”を測るものでもあり、関係をよりよくする入口でもあるのです。
まとめ
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
- 「話しづらさ」は自然な感情。まずは気づくことから。
- 質問は事前準備で9割が決まる。
- 医師以外の専門職にも相談できる。
- 質問することは、信頼を深める一歩。
- チーム医療を活かせば視野が広がる。
- 後悔を避けるには「納得できる対話」がカギ。
チェックリスト:
- □聞きたいことはメモしてあるか
- □誰にどんな相談をしたか記録しているか
- □タイミングは適切だったか
- □疑問に感じたら、まず身近な医療者に共有してみたか
あなたの声が、よりよい治療につながります。
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あなたのケアの一歩が、明日の安心につながりますように。






