「どっちの保険?」が消えた夜|看護師が教える訪問看護の使い分け37

著者について
  • 看護師7年目
  • 山間地域の退院支援に従事
  • 認知症サポーター研修受講済み
  • 祖母の介護を5年経験
汐です。

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きちんと向き合いたい このままでいいのか迷っている もっとラクに考えたい 一人で抱えるのは限界 何かを変えたいと思っている 家族の中で孤立している 後悔したくない 情報が足りなくて不安 本人の気持ちを優先したい 決めなきゃいけないけど決められない 疲れていることに気づかれたくない 相手を大切にしたいけど自分も大事にしたい 自分の気持ちに向き合いたい 話しづらい空気を感じている 認知症対応に限界を感じている 誰かに背中を押してほしい 誰にも相談できないまま抱えている

「訪問看護って、医療保険なんですか?介護保険なんですか?」

回復期病棟で、退院前のご家族から何度も聞かれる質問です。
この問いが出るとき、ほとんどの場合、家族の頭の中は混乱しています

・退院しても医療ケアは必要
・でも介護サービスも始めなきゃいけない
・どちらの制度を使えばいいのか分からない

この記事では、制度の説明に終始せず、
**「今の状態なら、どちらを考えればいいか」**を判断できるよう、
看護師の現場視点で整理していきます。


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医療保険で利用できる介護サービスとは

医療保険でも「介護のような支援」が受けられる理由

「介護サービスは介護保険だけ」と思われがちですが、
実は医療保険でも、在宅での支援を受けられる仕組みがあります。

それは、
病気や状態が不安定な時期に、生活の場で医療を続けるためです。

つまり医療保険の在宅サービスは、
「生活のため」ではなく、
**「治療や経過観察を続けるため」**に用意されています。


医療保険で利用できる主な在宅サービス

医療保険で利用できる代表的なものは、次の3つです。

  • 訪問看護
     点滴、吸引、褥瘡ケア、状態観察、療養指導など
  • 訪問リハビリテーション
     医師の指示のもと、専門職が身体機能の回復を支援
  • 居宅療養管理指導
     医師・歯科医師・薬剤師などが、在宅療養を専門的に支える

では、これらをどう使い分ければいいのでしょうか。
現場では、まず訪問看護が軸になることが多いです。


訪問看護とは何をしてくれるのか

訪問看護の役割は「観察・判断・つなぐ」

訪問看護というと、
「注射をしてくれる人」「医療処置だけ」という印象を持たれがちです。

でも、実際の役割はもう少し広いです。

訪問看護師は、

  • 体調の変化を観察
  • 今の状態を判断
  • 必要な医療や介護につなぐ

この「観察・判断・つなぐ」を担っています。


訪問看護を使うと、家族は何が楽になるか

退院直後のご家族は、
「これで合っているのか分からない」状態に置かれています。

訪問看護が入ることで、

  • 病状の小さな変化に気づいてもらえる
  • 医師へ相談するタイミングを一緒に考えてもらえる
  • 家族の判断負担が軽くなる

つまり、
「全部を家族だけで背負わなくていい」状態が生まれます。


利用方法と費用の考え方

医療保険の訪問看護は、
主治医の指示書があれば利用できます。

費用は医療保険の自己負担割合に応じます。
高額になる場合でも、
自己負担の上限が設けられています。

「費用が心配で聞けない」
そう感じたときこそ、訪問看護ステーションに相談して大丈夫です。


医療保険と介護保険、どちらで使うべきか

医療保険で訪問看護を使う場面

まず、医療保険が向いているのは次のような状態です。

  • 病状が不安定
  • 医療処置が頻繁に必要
  • 退院直後で状態変化が心配
  • 医師の管理下で経過を見る必要がある

つまり、
**「まだ医療の目が必要な時期」**です。


介護保険で訪問看護を使う場面

一方、介護保険が向いているのは、
次のようなケースです。

  • 病状が安定している
  • 生活リズムを整える支援が中心
  • 長期的な見守りが必要
  • 他の介護サービスと組み合わせたい

この場合、
訪問看護は「生活を支える一部」として位置づけられます。


迷ったときの判断軸

現場でよく使う整理の仕方があります。

  • 状態が不安定 × 治療・管理が目的 → 医療保険
  • 状態が安定 × 生活支援が目的 → 介護保険

どちらかに決めきれないときは、
医師やケアマネジャー、訪問看護師に相談するのが正解です。


まとめ:今日できるチェックリスト

最後に、迷ったときの確認ポイントをまとめます。

  • 今、医療的な管理はどれくらい必要か
  • 病状は安定しているか、不安定か
  • 家族だけで判断していないか
  • 医師や専門職に相談できているか
  • 「使い分ける」という発想を持てているか

訪問看護は、
医療と介護のあいだをつなぐ存在です。

「どっちの保険?」と悩んだ時点で、
あなたはすでに、必要な一歩を踏み出しています。

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訪問看護は医療?介護?

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