なぜ不安なのか、どう減らすのか。現場で気づいた7つの本音

著者について
  • 看護師7年目
  • 山間地域の退院支援に従事
  • 認知症サポーター研修受講済み
  • 祖母の介護を5年経験
汐です。

当ブログでは、キーパーソンが悩む気持ちを基にタグ付けしています。ぜひほかの記事も読んでみてください。

きちんと向き合いたい このままでいいのか迷っている もっとラクに考えたい 一人で抱えるのは限界 何かを変えたいと思っている 家族の中で孤立している 後悔したくない 情報が足りなくて不安 本人の気持ちを優先したい 決めなきゃいけないけど決められない 疲れていることに気づかれたくない 相手を大切にしたいけど自分も大事にしたい 自分の気持ちに向き合いたい 話しづらい空気を感じている 認知症対応に限界を感じている 誰かに背中を押してほしい 誰にも相談できないまま抱えている

「先生は“薬を減らしましょう”と言うけど、本当に大丈夫なんでしょうか…?」

これは、ある患者さんの娘さんが診察後に私へ打ち明けてくれた言葉です。
回復期病棟で働く中で、薬の見直しに不安を抱えるご家族と何度も向き合ってきました。

薬は、命を守る存在です。一方で、飲み続けることによる副作用や負担が、生活の質を下げることもあります。
「減らしたほうがいいのかも…でも、何かあったら怖い」
この揺れ動く気持ちは、多くの人が経験するものです。

この記事では、実際のエピソードとともに、減薬に向き合う7つの気づきをご紹介します。
「不安」を否定せず、「納得」へとつなげていくために、看護師としての経験をもとにお伝えします。


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減薬に「不安」を感じる理由とは

薬を減らすこと=命の危険?

「薬を減らすと、体調が悪化するのでは」
「飲んでいたから元気だったのでは」
こうした考えはとても自然な感情です。

特に高齢者では、服薬が“日常の一部”になっていることも多く、飲まないことへの抵抗は大きいものです。
けれど実際には、薬を見直すことで眠気やふらつきが軽くなり、生活が楽になる例もあります。

薬=安心、減薬=危険という構図に縛られず、「本当に必要かどうか」を見直す視点が重要です。

「悪化するかも」の漠然とした不安

減薬は失敗が怖いから不安なのではなく、「何が起きるかわからない」ことが不安なのです。
だからこそ、“ゆっくり観察しながら進める”ことが、不安を和らげる第一歩になります。

「医師に言いづらい」心理的ハードル

「減薬したい」と伝えるのは、簡単ではありません。
遠慮や自己判断への不安が、相談のタイミングを逃す原因になります。
ですが、医療者は“家族の気づき”を歓迎しています。
メモや観察記録をもとに伝えることで、診察の質は大きく変わります。


【H2】減薬を“安全に”進める7つの方法

医師との相談のコツ

医師と対話する際は、「不安」ではなく「気づき」を伝えることがカギです。
「ふらつきが気になる」「最近、飲み忘れが増えた」など、生活の中で感じた変化を整理しておくとよいでしょう。

準備したメモが支えになる

一度の診察で全部を伝えるのは難しいもの。
あらかじめ箇条書きにして、メモで共有すると伝え漏れが防げます。

「共有する姿勢」が信頼につながる

「相談してもいいのかな?」という遠慮を、「情報を共有する」という考え方に変えてみましょう。
その姿勢は、医師との連携をスムーズにします。


段階的に進めるとは?

減薬は「一気に減らす」ではなく、「一つずつ」「ゆっくり」が基本です。
体調の変化には時間がかかるため、数週間かけて調整するのが一般的です。

少しずつ様子を見るのが基本

医師の指導のもと、1種類ずつ段階的に減らすことが安全です。
「変化があれば元に戻せる」という柔軟性も忘れずに。

体調の記録が安心を生む

減薬中は「眠気」「ふらつき」「食欲」などの変化を記録することが大切です。
具体的なデータが、医師との相談にも役立ちます。


失敗のリスクも知っておく

すべてのケースでうまくいくとは限りません。
減らした結果、症状がぶり返すこともあります。

「減薬=失敗」ではない

体調の悪化が見られたら、薬を戻す選択肢もあります。
重要なのは「変化を早く見つけて調整できる」ことです。

自己判断の危険性を知る

「先生が多いって言ってたから」と自己判断で止めてしまうケースは非常に危険です。
必ず、医師の指導と経過観察のもとで行いましょう。


現場で感じた7つの本音

本人の言葉に変化がある

減薬後、患者さん自身の表情や言葉が変わることがあります。

「すっきりした」という実感

眠気やだるさが減ると、「朝が楽になった」「話がはっきりする」と感じる方が増えます。

「よく眠れた気がする」という安心感

本来の眠りを取り戻すことで、睡眠の質が上がることもあります。


家族が語った“想定外の安心”

「減らしてよかった」と後から感じるご家族も少なくありません。

介助がラクになった

服薬回数が減ると、準備や確認の手間が減り、介護負担も軽くなります。

相談してよかった

勇気を出して相談したことで、「もっと早く話していれば」と思う方も多いです。


医療者の本音も知ってほしい

減薬は、医療者にとっても重要な選択肢の一つです。

減薬は「見直し」のチャンス

薬を見直すことで、生活の質が改善する可能性が高まります

「悩む家族」の声は価値がある

迷いながらも、納得を求めて考え続けてくれるご家族の存在は、私たちにとっても大きな力になります。


まとめ:減薬を考えるすべての人へ

減薬を考えるとき、大切なのは「不安を抱える自分を責めない」ことです。
その気持ちは、ご本人を思うからこそ生まれたもの。
だからこそ、“納得できる選択”が、安心につながります。

以下のチェックリストを参考に、少しずつ準備を始めてみてください。


✅減薬を考えるためのチェックリスト(7項目)

  • □ 今の薬が本当に必要か確認したいと思っている
  • □ 飲み忘れ・副作用が気になってきた
  • □ 減らせたらいいな…という気持ちがある
  • □ 医師に聞いてみたいことをメモしている
  • □ 減薬後の体調変化を観察できる自信がある
  • □ 減薬できない理由があれば受け入れたい
  • □ 家族で“薬の見直し”について話す場を作りたい

あなたの気づきが、これからの生活を守ります。
どうか焦らず、丁寧に進めていきましょう。

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