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きちんと向き合いたい このままでいいのか迷っている もっとラクに考えたい 一人で抱えるのは限界 何かを変えたいと思っている 家族の中で孤立している 後悔したくない 情報が足りなくて不安 本人の気持ちを優先したい 決めなきゃいけないけど決められない 疲れていることに気づかれたくない 相手を大切にしたいけど自分も大事にしたい 自分の気持ちに向き合いたい 話しづらい空気を感じている 認知症対応に限界を感じている 誰かに背中を押してほしい 誰にも相談できないまま抱えている
日々の介護、本当にお疲れ様です。 前回の記事では、介護のイライラから自分を守る方法をお伝えしました。 その中でも「終わりの見えない徘徊」は、限界を感じる大きな要因ですよね。 本記事では、徘徊を防ぐ対策と対応のコツをお伝えします。
なぜ親はウロウロするの?
親が家の中を歩き回るのには、実は深い理由があります。 回復期病棟で8年目を迎える私ですが、夜勤中の唐突な行動には今でもヒヤッとします。 まずは、その行動の裏にある心理を紐解いていきましょう。
徘徊には「目的」がある
徘徊は決して無意味な行動ではありません。 BPSD(周辺症状)の観点からは、必ず原因と引き金があります。 「仕事に行かなきゃ」「ご飯を作らなきゃ」という使命感が強いのです。 目的・理由を理解することが、解決への第一歩となります。 徘徊の理由を探るだけでも、心身の気力は削られますよね。 一人で抱え込みすぎて心が折れそうな時は、こちらの記事もどうぞ。

記憶や見当識の低下が原因
認知機能の低下も、大きな原因の一つです。 見当識障害により、今いる場所や時間が分からなくなります。 自分の家にいるのに「家に帰る」と外に出てしまうのはこのためです。 わざと困らせているわけではないと知るだけで、少し気が楽になります。
身体の不快感も引き金に
言葉にできない身体の不快感が、歩き回る原因になることも。 便秘やおしっこの我慢、どこかの痛みなどが引き金となります。 落ち着きがない時は、まずトイレに誘ってみるのが効果的です。 身体的な問題を取り除くだけで、スッと落ち着くケースも多いですよ。
徘徊を防ぐ!在宅での対策5選
徘徊を完全にゼロにするのは難しいのが現実です。 病棟でも、日中しっかり起きていた患者さんは夜ぐっすり眠ってくれます。 在宅介護ですぐに実践できる、具体的な5つの対策をご紹介します。
生活リズムを整える工夫
規則正しい生活が、夜間の徘徊を防ぐ基本となります。 体内時計を整えることで、夜は眠る時間だと脳に認識させます。 毎朝同じ時間にカーテンを開け、朝日を浴びることから始めましょう。 昼夜のメリハリをつけることが、最も確実な予防策です。
日中の活動量を増やす
日中の適度な疲労感は、良質な睡眠をもたらします。 体力が有り余っていると、夜間に動き出したくなってしまいます。 デイサービスを利用したり、一緒に散歩に出かけたりしましょう。 日中を活動的に過ごす工夫が、夜の平穏に直結します。

安心できる環境の作り方
不安やストレスを減らす環境づくりも欠かせません。 見慣れない物や騒音は、混乱や焦燥感を招く原因になります。 馴染みのある家具を配置し、好きな音楽を小さく流してみてください。 「ここは安全な場所だ」と本人が感じられる空間作りが大切です。
玄関や窓の施錠と工夫
物理的な安全対策は、命を守るための最終防波堤です。 万が一外に出てしまうと、重大な事故に繋がる危険性があります。 鍵を二重にしたり、手の届きにくい場所に補助錠を付けましょう。 ドアの前に暖簾をかけて、出口を認識しにくくするのも有効な手です。
見守りグッズの活用
家族の目だけで24時間監視するのは絶対に不可能です。 見守りセンサーなどの便利な機器は、積極的に頼りましょう。 ドアが開くと鳴るチャイムや、ベッドの離床センサーなどが便利です。 機械に任せられる部分は任せ、介護者の負担を減らしてください。 完璧な介護を目指す必要はありません。辛い時は外部サービスに頼ることもひとつの手です。
徘徊が始まった時の神対応
もし徘徊が始まっても、決して慌てる必要はありません。 昔、どうしても外に出たい患者さんと病棟を3周したら、満足して寝てくれました。 ここでは、ご本人も家族も傷つかない対応のコツをお伝えします。
焦らず深呼吸して声かけ
徘徊に気づいたら、まずは大きく深呼吸をして落ち着きましょう。 介護者が焦ると、その緊張感が本人に伝わり逆効果になります。 声かけのコツは、正面から目線を合わせ、穏やかなトーンで話すことです。 あなたの冷静な態度が、ご本人の不安を和らげる一番の薬になります。
否定せず理由に寄り添う
「どこに行くの!ダメでしょ!」と否定するのはNGです。 否定されると、ご本人は反発し、さらに興奮してしまいます。 「お出かけですか?」「何か探し物ですか?」と優しく尋ねましょう。 本人の世界を一旦受け入れ、共感する姿勢が解決への近道です。
一緒に歩いて気をそらす
無理に引き留めず、少しの間だけ一緒に歩いてみるのも一つの手です。 歩くことで本人の「動きたい」という欲求が満たされます。 玄関まで一緒に行き、そこから別の話題へ誘導するのがスムーズです。 ご本人が納得するまで付き合う方が、結果的に短時間で済むことも。
昔の思い出話をする
一緒に歩きながら、昔の得意なことや楽しかった話を引き出します。 「そういえば昔、あそこに旅行に行きましたね」と語りかけます。 ポジティブな記憶を呼び起こすことで、意識が過去の楽しい時間に向きます。 気持ちが切り替わると、ふと歩くのをやめてくれることが多いです。
看護師のここだけの話:誰だって、大変だった時の話や苦労話に共感してもらうのは気分が悪いことではありませんね。
好きなお茶で一休みに誘う
「外に出る前に、温かいお茶でも飲みませんか?」と誘います。 温かい飲み物は、交感神経を鎮め、心身をリラックスさせる効果があります。 座ってお茶を飲むうちに、外出の目的を忘れてくれることも。 大好きな甘いお菓子を一緒に添えれば、さらに効果は絶大です。
限界なら迷わず専門家へ
徘徊が頻繁に続き、家族の心身が限界に近い時は助けを求めましょう。 プロの目線で状況を分析し、最適な対応策を提案してくれます。 ケアマネジャーや地域包括支援センターに、すぐ相談してください。 専門家に頼ることに、決して罪悪感を持つ必要はありません。 介護の重圧に押しつぶされそうな時は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

まとめ
認知症の徘徊には必ず理由があり、ご本人が一番不安を感じています。 生活リズムを整え、センサー等を活用して安全な環境を作りましょう。 始まった時は否定せず、寄り添う声かけを心がけてください。 決して一人で抱え込まず、外部のサービスを上手に頼ってくださいね。
- 今夜の戸締まりと補助錠の位置を再確認する
- 本人の好きな飲み物やお菓子を常備しておく
- デイサービス等での日中の活動量を振り返る
- 困った時の相談窓口の電話番号をスマホに登録する
- 介護者である自分自身に「今日も頑張った」と声をかける
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不安になったら、一人で抱え込まず、この記事を開いて確認しましょう。
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