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きちんと向き合いたい このままでいいのか迷っている もっとラクに考えたい 一人で抱えるのは限界 何かを変えたいと思っている 家族の中で孤立している 後悔したくない 情報が足りなくて不安 本人の気持ちを優先したい 決めなきゃいけないけど決められない 疲れていることに気づかれたくない 相手を大切にしたいけど自分も大事にしたい 自分の気持ちに向き合いたい 話しづらい空気を感じている 認知症対応に限界を感じている 誰かに背中を押してほしい 誰にも相談できないまま抱えている
「施設に入れてよかったのか」
この問いは、決断後にも静かに残ります。
転倒や骨折がきっかけで、生活が急に変わることがあります。
認知症が重なると、なおさら揺れます。
私は回復期病棟で、たくさんのご家族と関わってきました。
同じ言葉を、何度も聞きました。
「もっと別の道があったのでは」と。
この記事は、あなたを責めるためのものではありません。
気持ちを整え、次の一歩を選ぶための記事です。
キーパーソンが笑顔を保つ視点を、6つにまとめます。
視点1:転倒・骨折をきっかけに「施設入所の後悔」が生まれる理由
転倒は、努力不足だけで起きるものではありません。
年齢、筋力、薬、環境が重なると起きます。
転倒のあとに、歩けなくなることがあります。
動く機会が減り、認知症が進んだように見えることもあります。
その結果、施設入所が現実になります。

ここで後悔が始まりやすいのです。
「転ばなければ」と、過去に戻りたくなるからです。
でも、戻れない時ほど、整えられるものがあります。
親の施設入所を振り返る3つのポイント(転倒・認知症・介護)
振り返りは、反省会ではありません。
次の転倒や混乱を減らすための整理です。
ポイントは3つです。
- 何がきっかけで生活が変わったか。
- 何が家で難しくなったのか。
- 施設で守りたい「その人らしさ」は何か。
たとえば、こんな整理が役立ちます。
- 転倒しやすい場面はいつか。
- 夜のトイレで焦っていないか。
- 食事量や眠りは変わったか。
- 不安が強い時間帯はいつか。
これをメモにしておくと、情報共有が早くなります。
施設との連携もスムーズになります。

視点2:親を施設に入れる決断は「終わり」ではなく役割の変化
施設に入ると、介助の形は変わります。
けれど、家族の役割が消えるわけではありません。

むしろ大事になるのは、情報です。
「本人が落ち着く関わり方」です。
それは家族にしか語れないことが多いのです。
施設入所と向き合うキーパーソンの3つの心構え(迷い・決断・安心)
決断の場面では、心が急ぎます。
だからこそ、心構えを先に整えます。
1つ目は、焦らないことです。
新しい環境に慣れるには時間が要ります。
面会も短い時間からで構いません。
2つ目は、一人で抱え込まないことです。
ケアマネや相談先は、あなたの味方です。
困りごとは、言葉にしていいのです。
3つ目は、無理をしないことです。
完璧を目指すほど、息が詰まります。
続く形を選ぶのが、いちばん強いです。
ここまでできたら十分です。
あなたは、すでに踏ん張っています。

視点3:罪悪感と後悔は「親を大切にしたい」気持ちの裏側
罪悪感がある人ほど、親を大事にしています。
だから、罪悪感が出るのは自然です。
ただ、罪悪感が強いままだと疲れます。
判断も揺れ続けます。
ここは「消す」より「扱える量にする」が現実的です。

よくある後悔の形があります。
- 「もっと家で見られたかも」
- 「施設がかわいそう」
- 「私が見捨てた気がする」
この言葉を、少しだけ言い換えます。
- 「家で見る」→「安全と継続が保てる形にする」
- 「かわいそう」→「安心して過ごせる環境を選ぶ」
- 「見捨てた」→「支え方を変えた」
小さな言い換えで、心が守られます。
後悔が強いときの整え方(施設入所・家族・気持ち)
まず、面会の目的を1つにします。
「全部を取り戻す面会」は苦しいからです。
目的は、たとえばこれで十分です。
- 今日も会えた。
- 名前を呼べた。
- 一緒にお茶が飲めた。
小さな成功を積み上げましょう。
それが罪悪感を薄めます。
視点4:施設入所後の孤独は「当然」だからこそ対策が必要
施設に入ると、周りは言います。
「楽になったね」と。
でも、心は軽くならない日もあります。
むしろ、ぽっかり空くことがあります。
孤独感は、よく起こります。
ここを放置すると、疲れが深まります。
結果として、面会もつらくなります。
だから、先に対策します。

施設入所後の孤独感を一人で抱えない(相談・家族会・地域)
孤独には、出口が必要です。
「話せる場所」を一つ決めましょう。
候補は、こんな場所です。
- 家族や親族
- 友人
- ケアマネ
- 地域包括支援センター
- 家族会
連絡の一言は、短くていいです。
「気持ちが揺れていて、少し聞いてほしい」
それだけで十分です。
あなたの気持ちは、整理されていきます。
一人で抱えないほうが、長く続きます。
視点5:施設との情報共有は「頻度」より「質」で変わる
施設と連携するほど、安心が増えます。
ただし、連絡が多いほど良いわけではありません。
大事なのは、情報共有の質です。
家族が伝える価値が高いのは、生活の情報です。
- 落ち着く言葉
- 苦手な状況
- 好きな食べ物
- 不安が強い時間帯
この情報があると、対応が早くなります。
混乱や転倒を減らす助けにもなります。

施設と連携し情報共有を密にする(連絡・面会・認知症)
おすすめは「型」を作ることです。
型は、双方の負担を減らします。
例として、こう決めると楽です。
- 週1回:家族から要点を2つ送る
- 月1回:施設から変化をまとめてもらう
- 緊急の基準:何があれば即連絡か決める
聞くときは、この質問が効きます。
「どんな変化なら、すぐ連絡が必要ですか」
基準が決まると、不安が減ります。
連絡の受け止め方も変わります。
視点6:介護者の休息と学びが「笑顔」を守り転倒リスクも下げる
キーパーソンが疲れ切ると、続きません。
続かなければ、支援も途切れます。
だから、休息はケアの一部です。
そして、学びは「安心の材料」になります。
情報が増えると、不安が小さくなります。
判断にも軸ができます。
さらに、転倒はゼロにできないことがあります。
でも、起きにくくする工夫はできます。
環境と心構えで、積み上げられます。
介護者の休息が笑顔のために大切(睡眠・食事・自分の時間)
休息は、特別なことではありません。
生活の中に入れます。
たとえば、これで十分です。
- 眠りを30分増やす
- 風呂で深呼吸を3回する
- 好きな音を1曲だけ聴く
- 外に3分出る
「小さく回復する」を合言葉にしましょう。
あなたの笑顔は、支援の土台です。

施設入所後も学び続けることが安心につながる(情報・制度・相談)
学びは、難しいものでなくていいです。
必要なのは、今のあなたに合う情報です。
たとえば、こんな学びが役立ちます。
- 認知症の特徴と関わり方
- 介護保険や費用の見通し
- 施設での暮らし方
- 転倒しやすい場面の工夫
わからない時は、相談で十分です。
ケアマネや地域包括は、頼っていい場所です。
あなたが知るほど、親の安心が増えます。
まとめ:親を施設に入れてよかったのか、揺れていい
「よかったのか」は、すぐ答えが出ません。
揺れるのは、親を大事に思う証です。
今日、ひとつだけやるなら。
施設へ「本人らしさの情報」を一つ伝えましょう。
それだけで、支援は前に進みます。
あなたが一人で背負わない形を。
その選び直しが、いちばんの正解です。
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不安になったら、一人で抱え込まず、この記事を開いて確認しましょう。
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あなたのケアの一歩が、明日の安心につながりますように。






