介護のSOS– category –
-
夜中に迷ったら…救急判断の軸となる5つの視点
「動かないんです。話もしない…。どうしたらいいか分からなくて」——夜中の2時半。私のスマホに、介護者さんからの一本の電話が入りました。静かな声でした。けれど、その奥には、判断の重さと孤独な不安がにじんでいました。 高齢の家族が夜中に「いつもと... -
そのままにしないで!動けない高齢者に気づく5つの異変
転倒もしていない、痛みもなさそう。それでも、ベッドのそばで力なくうずくまっていたあの方を見つけたとき、私は「何かがおかしい」と感じました。「今日は、体が動かないの」と小さくつぶやかれたのを、今も忘れられません。 こうした状況は、在宅介護の... -
その詰まり、放置は危険!判断に迷ったときの5つの視点
はじめに 「経管栄養が流れない……これってすぐ病院に連絡したほうがいい?」 ある日、在宅介護をされているご家族からこんな連絡がありました。何度か注入を試しても、うまく入らない。シリンジを変えてみても、やっぱり詰まっている感じがする。けれど、... -
黒い便を見たら要注意!救急車を呼ぶか迷ったときのチェック項目6つ
「黒い便って、救急車を呼ぶほどのことなんでしょうか?」 これは、介護の現場でたびたび耳にする問いです。ある日、「鉄剤の影響だと思っていたけれど、なんだか顔色が悪くて」と不安そうに来られたご家族がいました。 実際、その方は胃潰瘍による消化管... -
高齢者の便秘と嘔吐、見逃しNGな5場面
「お腹が張ってるって言うけど、ただの便秘じゃないの?」ある日、ご家族からこんな声がありました。しかしその後、嘔吐が始まり、救急搬送が必要な状態に。実は、便秘と嘔吐の組み合わせは、高齢者にとって重大なサインであることも少なくありません。 こ... -
高齢者が喉を詰まらせたとき、慌てず動くための6つの視点
高齢者の「喉詰まり」、その瞬間どう動く? 「ごはん中、父が急に咳き込み出して、声が出なくなって…」病棟で何度も聞いたことのある場面です。 とくに高齢者は、ちょっとした食べ方や姿勢の変化で喉を詰まらせやすくなります。そして一瞬の判断が、その後... -
高齢者の動悸と苦しさ、受診を決める3秒チェック
「なんだか息が荒いけど、大丈夫かな?」「動悸がしてるみたいだけど、救急車を呼ぶべき?」そんなとき、多くのご家族が“迷いの3秒”に立たされます。 回復期病棟で日々患者さんと向き合うなかで、私はこの“判断の瞬間”を何度も目にしてきました。早めの対... -
骨が折れたかも…救急車を呼ぶ6つの場面
~「様子見」では遅すぎることもあります~ 迷ったときこそ、「今」判断する力を 「たぶん、ねんざだよね?」そう言っていたご家族が、後に「骨折でした」と顔を曇らせる場面を、私は何度も見てきました。 高齢者の骨折は、見た目だけでは判断がつきません... -
その出血、救急車を呼ぶべき6場面
出血を見て「大丈夫かな」と迷ったあなたへ 「少し血が出ただけ」「様子を見ようか」その判断が、命を左右することもあります。 私は回復期病棟で働く看護師として、そうした“ほんの少しの迷い”が大きな事態に繋がる瞬間を何度も見てきました。 この記事で... -
その頭痛、脳卒中を疑うべき5場面
「様子を見ていい頭痛」と「命に関わる頭痛」の違い 「とりあえず様子を見ようか」——そう思ったその時、判断を迷った経験はありませんか?回復期病棟で働く私も、何度も目の当たりにしてきました。ご家族が「大丈夫」と言っても、その奥に危険が潜んでいる...
12