骨が折れたかも…救急車を呼ぶ6つの場面

著者について
  • 看護師7年目
  • 山間地域の退院支援に従事
  • 認知症サポーター研修受講済み
  • 祖母の介護を5年経験
汐です。

~「様子見」では遅すぎることもあります~

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迷ったときこそ、「今」判断する力を

「たぶん、ねんざだよね?」
そう言っていたご家族が、後に「骨折でした」と顔を曇らせる場面を、私は何度も見てきました。

高齢者の骨折は、見た目だけでは判断がつきません。
この記事では、救急車を呼ぶべき6つのサインと、現場でできる応急処置をお伝えします。

迷いを減らし、後悔しない行動を一緒に考えましょう。


高齢者のケガ、「軽いかも」が一番危ない

「打ち身だろう」と決めつけないで

年齢とともに骨はもろくなり、ちょっとした転倒でも骨折することがあります。

痛みがなくても油断禁物

  • 触ると痛む
  • 腫れや内出血がある
  • 手足が変な向きに曲がっている
  • 動かそうとすると力が入らない
  • しびれや感覚の違和感がある

これらは「骨折を疑うサイン」です。
「痛みがない=大丈夫」とは限りません。

現場での一言

「さっきまで歩けたから大丈夫、と思ってました。でも立てなくなった時、骨折だと確信しました。」


救急車を呼ぶべき6つのケース

骨が皮膚から飛び出している

開放骨折は感染リスクも高く、迷わず救急対応が必要です。

痛みでまったく動けない

寝返りも打てず、顔色が悪い時は危険信号です。

頭・胸・お腹を打っている

内臓や脳への影響が隠れていることもあります。見た目で安心しないこと。

顔色が悪く、意識がもうろうとしている

内出血やショック症状の可能性も。ためらわず救急車を。

階段からの転落、高所からの転倒

転落は一見軽傷に見えても、骨折や内臓損傷のリスクが高まります。

複数部位をケガしている

腕も足も痛がる、体勢が崩れて動けないなら、早急な対応が必要です。


救急車を待つ間の応急処置

無理に動かさない

毛布やクッションで支え、安静にします。まっすぐに戻そうとしないでください。

冷やすが、圧迫はしない

腫れを抑えるために、タオルに包んだ保冷剤を患部にあてます。

落ち着かせる

「大丈夫、一緒に待とうね」と声をかけ、安心させましょう。

迷ったら相談窓口へ

#7119などの救急相談に電話すると、適切な対応を教えてもらえます。

現場の工夫

「傘とマフラーで即席の副木を作ったご家族がいました。応急処置は、できる範囲で十分です。」


救急隊への伝え方

状況をシンプルに

  • いつ、どこで、どうやってケガをしたか
  • どこが痛いか、動かせるか

症状をそのまま伝える

「腫れている」「触ると痛い」「変な向きに曲がっている」など、観察したまま伝えましょう。

服薬や基礎疾患も大事な情報

血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は、必ず伝えてください。

焦らず、わかる範囲でOK

不安なときは「わかりません」「様子を見ていました」と正直に伝えて大丈夫です。


まとめ|後悔しないための行動を

【チェックリスト】

  • 動けない・支えないと立てない
  • 骨が見えている
  • 頭・胸・お腹を打っている
  • 顔色が悪く、ぼんやりしている
  • いつもと違う、と感じた
  • 迷ったときは相談窓口へ

「呼んでよかった」と思える行動を選びましょう。
早めの対応が、将来の生活を守ります。

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骨折した骨のキャラクター

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